川越市上松江町

発見日:2020年11月8日発見場所:川越市松江町二丁目付近 上松江町の区域は元々は松郷という村に属していた。松郷が上・中・下に分かれ、そのうちの上松郷が町として独立し、上松江町となった。松郷が松江となった理由だが、松郷が元々中国の松江が由来であ…

川越市南町

発見日:2020年11月8日発見場所:川越市幸町付近 ここしばらく姉妹サイトのほうばかり頑張って更新していたら、こちらは90日以上更新なしということで、広告が入るようになってしまった。その間に新たなネタがだいぶ溜まってきたので、今後は時折更新してい…

草加市北谷町字東

発見日:2020年3月15日発見場所:草加市北谷三丁目付近 草加駅から北西に少し離れたところに、かつて川口市から編入された区域がある。1957年(昭和32年)に大字安行花栗、大字安行苗塚の全域と、大字安行小山、大字安行北谷、大字安行原の一部が草加町に編…

草加市弁天町字会ノ谷

発見日:2020年6月21日発見場所:草加市中根三丁目付近 中根町だけでなく弁天町も同日に小字付きのものを見つけている。しかし、発見場所は弁天ではなく中根なのだ。この辺りは2000年(平成12年)に住居表示が実施され、松江・弁天・中根が成立している。そ…

草加市中根町字綾瀬

発見日:2020年6月21日発見場所:草加市中根一丁目付近 前回も書いたように、草加市は1958年(昭和33年)に市制施行した際に、市内の大字をすべて廃止した。そうなると、小字付きの地名を見つけるのは絶望的な感じがするが、実はそうでもない。大字は廃止さ…

草加市住吉町

発見日:2020年6月21日発見場所:草加市住吉二丁目付近 越谷市の探索は継続中であるが、並行して草加市も探索している。 草加市は1958年(昭和33年)に草加町が市制施行した際に、市内の大字をすべて廃止し、新しい町名が付けられた。その後、一部の区域では…

川口市大字安行領家字出羽

発見日:2020年6月14日発見場所:川口市安行出羽四丁目付近 大字安行領家は江戸時代は領家村だった。明治に入り、同郡内に領家村が六つあったため、混同を避けるために赤山領領家村に改称された。その後、安行村の大字赤山領領家となり、川口市に編入される…

大東村大字豊田本

発見日:2020年6月27日発見場所:川越市豊田本三丁目付近 撮影条件が悪かったので画像処理でコントラストを上げてみたが、読めるだろうか。なんと「入間郡大東村」と書かれている。大東村は1943年(昭和18年)に日東村と大田村が合併してできた村で、1955年…

越谷市大字七左衛門字道下

発見日:2020年6月14日発見場所:越谷市七左町一丁目付近 大字七左衛門は江戸時代初期にこの辺りを開発した会田七左衛門政重から名前が取られている。政重が開いた新田は「七左新田」と呼ばれ、後に越巻村、大間野村、七左衛門村に分かれた。 大字七左衛門は…

越谷市大字西方字山野

発見日:2020年5月30日発見場所:越谷市相模町一丁目付近 いよいよこれまで手付かずだった越谷市を開拓していく。例によって中心部は現在の町名が早い時期に成立しているため旧地名を見つけるのは難しい。そこで周辺部を攻めることにする。 今回の旧地名を発…

浦和市大字大間木字水深

発見日:2020年2月14日発見場所:さいたま市緑区大間木二丁目付近 今回の旧地名を発見した大間木二丁目は、大間木三丁目とともに2019年(平成31年)に成立したばかりの町である。ともに大間木水深特定土地区画整理事業により開発されている。大間木一丁目は…

大和町大字白子字南越ノ上

発見日:2020年1月21日発見場所:和光市白子二丁目付近 ちょっと見づらくはあるが、なかなかの大物を釣り上げた気がする。大和町が和光市になったのは1970年(昭和45年)、大字白子の一部から白子一・二丁目が成立したのはその一年前の1969年(昭和44年)で…

川越市多賀町

発見日:2019年12月14日発見場所:川越市大手町付近 これまで旧町名が書かれたプレートといえば、電力会社のプレートが定番であったが、今回見つけたのは別の種類のプレートである。実はこれまでにも埼玉県内において、旧町名や旧大字名が書かれたプレートは…

川越市志義町

発見日:2019年12月14日発見場所:川越市松江町二丁目付近 川越市の中心部は城下町だった江戸時代からの古い町並みが残っており、埼玉県随一の観光地となっている。昔からの建物も多くあり、古い地名がたくさん残っていそうな感じはするのだが、これまで一つ…

浦和市大字西堀字上ノ宮

発見日:2019年11月30日発見場所:さいたま市桜区西堀二丁目付近 上ノ宮は大字西堀の南東部にあった小字である。西堀氷川神社に由来しており、 かつては西堀氷川神社が上の宮、田島氷川神社が下の宮と呼ばれていた。上ノ宮の名前は上ノ宮薬師堂、西堀北上の…

浦和市大字大牧字大北

発見日:2019年11月24日発見場所:さいたま市緑区東浦和三丁目付近 大字大牧(おおまき)と大字大間木(おおまぎ)は隣接して位置し、その境界は複雑に入り組んでいた。しかし今回発見した字大北(おおきた)は大字大牧に属してはいるが、大字大間木をまたい…

浦和市大字太田窪字善前北

発見日:2019年5月4日発見場所:さいたま市南区太田窪五丁目付近 大字太田窪には善前北と善前南という小字があった。もともと善前と呼ばれていた区域を二つに分割したものと思われる。しかし善前北と善前南の位置関係を見ると、南北というよりはむしろ東西に…

浦和市大字中島字本杢

発見日:2019年10月13日発見場所:さいたま市桜区中島二丁目付近 本杢(ほんもく)は大字中島の北部に位置していた小字である。現在の中島一・二丁目だけでなく、山久保一丁目にも区域の一部が含まれていた。そのため、山久保一丁目の一部も中島本杢自治会の…

川口市大字芝字北町

発見日:2019年7月21日発見場所:川口市芝富士二丁目付近 以前に大字芝字南町を紹介しているが、今回は字北町を紹介する。 字南町が芝富士一丁目、字北町が芝富士二丁目になったとされているが、実際には字北町だった区域はJRの線路の東側にも少しはみ出して…

大宮市大字加茂宮

発見日:2019年9月23日 発見場所:さいたま市北区宮原町二丁目付近 今回の旧地名の発見場所である宮原町の名前は、かつての宮原村から取られている。宮原村は加茂宮村、吉野原村、奈良瀬戸村、大谷別所村が合併してできた村で、加茂宮の宮と吉野原の原から名…

与野市大字中里字前原

発見日:2019年8月24日 発見場所:さいたま市中央区新中里一丁目付近 以前に郵政宿舎のプレートに書かれている旧地名を紹介したことがあったが、今回のも郵政宿舎のプレートである。場所も近く、プレートの雰囲気も似ているのでほぼ同時期に作られたと思われ…

蕨市御殿町三丁目

発見日:2019年7月21日 発見場所:蕨市中央四丁目付近はてなダイアリーのはてなブログへの移行から約半年、以前のように必死で旧地名を探しまわることはなくなったが、散歩ついでに偶然見つけたものを採取したりはしていた。そんな中で今回大物を見つけたの…

春日部市大字備後字須賀

発見日:‎2018年9月16日 発見場所:春日部市備後西二丁目付近備後(びんご)は東武伊勢崎線一ノ割駅の南に広く位置していた大字である。区域の南端は東武伊勢崎線武里駅の近くまで来ている。現在は備後西、備後東などとなっており、大字区域は残っていない。…

春日部市大字一ノ割字諏訪

発見日:‎2018年8月13日 発見場所:春日部市一ノ割一丁目付近一ノ割は大字粕壁の南東に隣接し、東武伊勢崎線一ノ割駅の西に位置していた大字である。現在は大沼、一ノ割(一〜四丁目)などとなったが、大字区域も一部残っている。大字一ノ割はかつては武里村…

春日部市大字梅田字西

発見日:‎2018年9月22日 発見場所:春日部市栄町一丁目付近今回の旧地名を発見した栄町(一〜三丁目)の区域の大半は大字内牧から成立しているが、ごく一部の区域だけ大字梅田から成立している。しかし大字内牧の小字付き旧地名は見つからず、大字梅田のもの…

春日部市大字梅田字立野

発見日:‎2018年9月22日 発見場所:春日部市梅田本町二丁目付近梅田は大字粕壁の北西に隣接し、東武伊勢崎線北春日部駅周辺に位置していた大字である。現在は梅田(一〜三丁目)、栄町、梅田本町などとなったが、大字区域も一部残っている。大字梅田はかつて…

春日部市大字粕壁字浜川戸

発見日:‎2018年8月18日 発見場所:春日部市浜川戸一丁目付近浜川戸も粕壁宿の郊外に昔からあった集落である。粕壁宿の西端に位置しており、小字としても通称町名としても戦後まで生き残り続けた。1976年(昭和51年)に町名地番変更により一部が浜川戸一・二…

春日部市大池

発見日:‎2018年9月29日 発見場所:春日部市南五丁目付近大池は東武伊勢崎線一ノ割駅の北西部に位置する地名である。南五丁目にある同名の池から名前が取られている。昔からの町名・小字ではないが、明治初期頃には同地域の小字となっていた。しかし、その後…

春日部市大字粕壁字新宿

発見日:‎2018年8月13日 発見場所:春日部市緑町六丁目付近字新宿があった場所は、江戸時代は元新宿と呼ばれていた。また、日光街道沿いの宿場には新宿という町があった。粕壁宿が日光街道の宿駅に定められたのちに、郊外から住民が移り住んで新宿ができたそ…

春日部市大字粕壁字草刈場

発見日:‎2018年10月6日 発見場所:春日部市緑町一丁目付近字草刈場も字土井と同じ頃にできた小字のようだ。名前からしていかにも植物を採取するための共有地といった感じである。粕壁町略図では東武野田線と東武伊勢崎線が交わる線路周辺に位置しているが、…