越谷市大字西方字山野

発見日:2020年5月30日
発見場所:越谷市相模町一丁目付近

いよいよこれまで手付かずだった越谷市を開拓していく。例によって中心部は現在の町名が早い時期に成立しているため旧地名を見つけるのは難しい。そこで周辺部を攻めることにする。

今回の旧地名を発見した相模町はJR南越谷駅の北東にあり、1971年(昭和46年)に大字西方、東方、伊原、登戸の各一部から成立した。そのうちの一部は2014年(平成26年)に住居表示実施によりレイクタウンとなった。相模町の名前はかつてこの区域が属していた大相模村に由来する。そして元荒川の洪水を防ぐために作られた大相模調節池から名づけられた地名がレイクタウンである。

大字西方は一部が相模町、西方(一・二丁目)などとなったが、大字区域も残っている。小字名の山野は山野自治会として名前が残っている。

今回発見した地名表記は「越ヶ谷市」となっているが、正しくは「越谷市」である。かつての越ヶ谷町の表記につられてそう書いてしまう人が昔は多かったのだろうか。