川越市多賀町

 

 

 

 

発見日:2019年12月14日
発見場所:川越市大手町付近

これまで旧町名が書かれたプレートといえば、電力会社のプレートが定番であったが、今回見つけたのは別の種類のプレートである。実はこれまでにも埼玉県内において、旧町名や旧大字名が書かれたプレートはたびたび見かけていた。しかし、既に表札等で発見済みのものや、大字名がそのまま現町名に引き継がれているものなどばかりで、面白いものは見つかっていなかった。

しかし今回発見したのは、レアな川越市の旧町名(通称町名)である。このようなプレートが存在するならば、川越市旧町名コンプも夢ではないかも!(期待しすぎ)

多賀町も川越十ヶ町の一つである。川越十ヶ町は商人町である上五ヶ町(江戸町、本町、南町、喜多町、高沢町)と職人町である下五ヶ町(鍛冶町、多賀町、志義町、志多町、上松江町)に分かれていた。多賀町は桶屋が開いたので箍町(箍は桶の周りにはめる輪)と呼んでいたが、のちに縁起の良い字を当てたものと思われる。