大宮市大字加茂宮

発見日:2019年9月23日
発見場所:さいたま市北区宮原町二丁目付近

今回の旧地名の発見場所である宮原町の名前は、かつての宮原村から取られている。宮原村は加茂宮村、吉野原村、奈良瀬戸村、大谷別所村が合併してできた村で、加茂宮の宮と吉野原の原から名前が取られた。1940年(昭和15年)に大宮市の一部となり、1948年(昭和23年)に国鉄宮原駅が開業する。そして1961年(昭和36年)から1972年(昭和47年)にかけて、主に大字加茂宮から宮原町一~四丁目が成立する。

現在は大字加茂宮は残っておらず、埼玉新都市交通伊奈線ニューシャトル加茂宮駅に名が残るのみである。以前、この大字加茂宮を見つけたくて、宮原町の区域をくまなく探し回ったが見つからなかった。それを今回たまたま見つけてしまうとは、まだまだ探し残しがたくさんあるようだ。

ところで突然ではあるが、だいぶ準備が整ってきたので、ここで本サイトの姉妹サイトを紹介したいと思う。

本サイトが消えてしまった古い地名の痕跡を紹介するのに対し、姉妹サイトのほうでは現在に受け継がれている古い地名を紹介する。本サイトは既にかなりネタ切れなのだが、姉妹サイトのほうはまだこれからなので、どんどん更新していきたい。