川越市江戸町

 

  

 

 

発見日:2020年11月8日
発見場所:川越市大手町付近

一日で大量取得した川越市の旧町名もこれが最後である。またこのタイプの家屋プレートに戻ったが、電力プレートや牛乳箱で紹介した鍛冶町、本町もこのタイプの家屋プレートを見つけている。また、喜多町も見つけているが、現町名にもなっているのでここでは紹介しない。

これまでこのタイプの家屋プレートは、江戸町、本町、南町、喜多町、鍛冶町、多賀町、上松江町と見つけてきており、川越十ヶ町の7割をカバーしている。川越十ヶ町以外でこのタイプの家屋プレートは存在するのかというと、通町で一つ見つけている。文字が不鮮明でよく読めなかったが、おそらくは「通町」と書いてあったと思われる。したがって、川越十ヶ町以外でもこのタイプの家屋プレートは存在する。

しかし、川越十ヶ町の区域では次々と見つかっていたのに対し、川越十ヶ町以外の区域ではなかなか見つからない。家屋調査済証と書かれたプレートでも、町名が載っているものと載っていないものが存在し、おそらくは町名が載っているもののほうが古い時期に設置されたようだ。川越十ヶ町の区域では古い建物が観光資源として意図的に保存されているため、見つかりやすいのだろう。

江戸町は川越街道の終点に位置し、川越城から江戸に行くための起点となる町であったためにそのような名となった。現在は区域の大半は大手町となったが、一部は元町一丁目、松江町二丁目になっている。