浦和市大字松本新田字坂下


発見日:‎2018年4月15日
発見場所:さいたま市南区松本四丁目付近

松本新田は旧浦和市の南西端に位置していた大字である。現在は曲本、松本(一〜四丁目)などとなっており、大字区域は残っていない。

松本新田は元々笹目領に属していた。明治の合併で美女木村・内谷村・曲本村・松本新田が合併し、美谷本村となった。その後、笹目村との合併で美笹村となり、さらに(旧)戸田町と合併して(新)戸田町となった。しかしその後、内谷・曲本・松本新田が戸田町から分離し、浦和市編入された。

小字名の坂下であるが、松本新田には田畑、荒井、坂下といった小名があったそうだ。以前に発見した字田端も田畑から来ているのだろう。坂下という名前からは高低差のある土地を思わせるのだが、実際はこの辺りは荒川沿いの平坦な土地で坂らしい坂は見当たらない。