川越市大字柏原


発見日:‎2017年6月17日
発見場所:川越市かすみ野一丁目付近

柏原は川越市に隣接する狭山市に現存する大字である。1970年(昭和45年)に狭山市大字柏原の一部が川越市編入され、川越市大字柏原となった。2004年(平成16年)に大字笠幡・大字安比奈(あいな)新田の各一部とともにかすみ野一〜三丁目となり、川越市大字柏原は消滅した。

現在かすみ野となっている区域は、JR川越線笠幡駅の南東に位置しており、霞ヶ関住宅団地として1971年(昭和46年)に分譲が開始された。住宅団地の開発に伴い、狭山市に属していた一部区域を川越市編入したのだろう。

かすみ野の区域の大半は大字笠幡字東水久保から成立しており、残りは大字柏原字元水久保、大字安比奈新田字並木上からである。水久保の名前はバス停「水久保」や水久保第一〜第五公園、水久保稲荷神社などに残っているが、小字の現物は発見できなかった。