川越市大字豊田新田字下耕地


発見日:‎2017年5月1日
発見場所:川越市豊田町一丁目付近

豊田新田は大字豊田本の南部に位置していた大字である。現在は町名地番変更により、豊田町、南大塚などとなっているが、大字区域も多少残っている。大塚新田と同様、豊田新田も大字豊田本と範囲がかぶっている。

同じ地域に本村と新田が入り混じって存在するのはなぜだろうか。もともと村で所有する山林があり、その一部を開拓した場合、開拓された区域は新田になり、未開拓区域は本村のまま残ったということだろうか。

現在豊田町一〜三丁目となっている辺りがかつての豊田新田の中心であるが、こちらは現在住宅地となっており、「町」が付いていても違和感はない。かつての新田が本村を出し抜いたかのようで、時代の変化を感じる。