与野市大字下落合字向原


発見日:‎2017年1月4日
発見場所:さいたま市中央区下落合二丁目付近

下落合(二〜七丁目、大字)はJR京浜東北線与野駅とJR埼京線与野本町駅に挟まれたエリアに位置している。一丁目は存在しないが、与野駅西口土地区画整理事業というのが行われていて、それが完了すれば現在大字区域となっている与野駅西口の周りが一丁目になる予定である。ではいつ完了するのかというと、上のリンク先には「事業期間:昭和43年度から平成37年度」とか書いてある。実に半世紀越しの事業であり、完了して一丁目が設置された暁には感慨もひとしおであろう。

その大字区域に隣接する下落合二丁目で今回の地名を発見した。小字名の向原は向原自治会として名前が残っている。この向原自治会であるが、下落合二・六・七丁目の一部のほか、新中里三〜五丁目の一部も区域に入っている。新中里は大字中里と大字大戸・大字下落合の各一部から成立した町なので、もとは大字下落合字向原だった区域が住居表示によって下落合と新中里に分かれたのであろう。行政の都合で町名が分かれても、自治会は昔からの区域で構成されているということがわかる。