浦和市大字白幡字中曽根


発見日:‎2016年12月7日
発見場所:さいたま市南区白幡六丁目付近

白幡(一〜六丁目)はJR埼京線武蔵野線武蔵浦和駅の東に位置している。駅前の辺りは大きなビルやマンションが立ち並んでいるが、駅から離れたところには住宅が集まっているエリアもある。そのような住宅地で今回の地名を発見した。

小字名の中曽根の由来だが、「ソネ」は石や砂の多い土地を表すようだ。前回紹介した大字辻字砂田と位置的にも近いので、この辺りが砂地であったことは確かそうだ。

大字白幡はかつては六辻(むつじ)村に属していた。六辻村は1889年(明治22年)に辻、白幡、根岸、別所、文蔵、沼影の6村が合併して成立した。1938年(昭和13年)に町制施行により六辻町となり、1942年(昭和17年)に戦時合併により浦和市編入された。

これまでに旧六辻村の大字は辻、白幡、根岸、別所の4つを小字付きで紹介した。残るは文蔵と沼影だけであるが、文蔵はともかく沼影には古い住宅はほとんどなく、発見は絶望的である。