草加市瀬崎町字堤外

発見日:2024年10月11日

発見場所:草加市瀬崎五丁目付近

前回の更新からなんと10ヶ月も経っている。今年は昨年以上の酷暑でしんどい日々であった。しかしながら、私も執筆に係わった地理系同人雑誌「地理交流広場」小字特集号が発刊されるなど、実りもある年であった。

今回発見した旧地名であるが、住居表示実施により瀬崎一〜七丁目が成立したのは2011年(平成23年)と新しいため、旧町名である瀬崎町の表記は至るところで見られる。草加市は草加町が市制施行した際に、市内の大字区域を町に変更した。ただし、町村制施行時に草加町だった区域以外では、元の大字の区域はそのままで名称変更のみが行われ、小字もそのまま存続した。したがって、○○町字△△という一見奇妙な表記が存在するのである。

小字名の堤外は、川沿いの区域ではよく見られるポピュラーな地名である。しかし、通常は人が住んでいない河原などに付けられているため、表札で見るとやや違和感を覚える。近くには伝右川が流れており、流路が大きく曲がっている場所の先が字堤外の区域である。伝右川は井手伝右衛門が開削した用水であるが、かつてはよく氾濫したらしい。昭和54年に大規模な河川改修が行われ、人が住めるようになったようだ。