朝霞市大字浜崎字川端


発見日:‎2016年8月16日
発見場所:朝霞市浜崎三丁目付近

駐車場の看板から。これを最初見つけたときは、古い所在地が誤って書かれているのだと思った。というのは、浜崎三丁目が成立したのは1974年(昭和49年)なのに、この看板がそんなに古いものには見えなかったからである。

しかし実は1974年(昭和49年)に町名地番変更により浜崎一〜三丁目が成立したのち、1997年(平成9年)により広い区域に住居表示実施が実施され、浜崎一〜四丁目が成立しているのである。したがって、発見した旧地名は住居表示実施の際に大字浜崎から新たに浜崎三丁目となった区域にあったものであると考えられる。

実は私は昭和56年発行の朝霞市周辺の地図を持っているのだが、確かに現在浜崎三丁目となっている川沿いの区域が大字浜崎になっている。今回発見した看板もこの区域で見つけたものである。

ちなみに上の地図だが、西のほうに大字浜崎と大字田島の飛び地がある。このうち大字浜崎のほうは、元々はつながっていたのが北原、西原、東弁財、西弁財の成立によって分断されたものである。一方、大字田島のほうは元から飛び地だったようだ。現在はこれらの区域は朝志ヶ丘、三原となり、飛び地は解消されている。

ところで今回の駐車場の看板だが、同種のものが朝霞市を中心とした各地で見られる。看板には所在地が書かれており、大字区域の場合は小字まで書かれているので、小字コレクターにはありがたい仕様である。

この会社の駐車場の看板で、実はもう一つ怪しい物件を見つけている。宮戸一〜四丁目が成立したのは1983年(昭和58年)なのだが、どう見てもそんなに古い看板には見えない。これこそ古い所在地が誤って書かれたものだろうか。しかも隣には志木市の町名板が張り合うように取り付けられており、ここがどこだかさっぱりわからない。