川口市朝日町一丁目


発見日:‎2016年8月26日
発見場所:川口市朝日一丁目付近

朝日町一〜三丁目は南平地区の北部にあった町である。1937年(昭和12年)に大字二軒在家、大字樋爪の各一部から成立した。現在は朝日(一〜六丁目)、末広などとなっている。他に比べて発見日が古いが、十二月田町を探したときにたまたま一緒に見つけたものである。

朝日町は瑞祥地名(縁起の良い言葉を使って名づけられた地名)である。大字二軒在家、大字樋爪の区域がともにそれほど広くなかったため、合わせて一つの名前にしたのだろう。ちなみに十二月田町が住居表示によって末広、朝日などとなったため、朝日の地名が住居表示の産物のように思われている節もあるが、実際は朝日町由来なのでやや歴史が古い。なお、末広のほうは完全に住居表示の産物である。

これで川口市の旧町名巡りは終了である。現町名に町がついただけの旧町名はなんとかコンプリートすることができた。なお、本町、栄町、金山町、幸町、仲町、宮町、原町、南町、緑町、芝新町、新井町は住居表示前後で名前が変わらなかったので対象としなかった。これらの町も含めてコンプリートとなると相当大変だが、苦労の割に紹介しても面白くないのでやめておくことにする。