所沢市大字上新井字甲中道


発見日:‎2017年2月6日
発見場所:所沢市けやき台二丁目付近

大字上新井は前回も紹介したが、実はもともとの大字上新井の区域は現在の上新井一〜五丁目だけでなく、その北方の新所沢駅の周辺を含む広い範囲にわたっている。その旧大字上新井の区域のうち上新井一〜五丁目の次に新しく1981年(昭和56年)に町になったけやき台(一・二丁目)で今回の地名を発見した。

小字名の甲中道は田中道と紛らわしいが、甲中道の「甲」は甲乙丙・・・の甲である。すると乙中道、丙中道もあるのだろうか。

新所沢まちづくりセンターと新所沢公民館が発行している「しんとこ情報館」の2016.11月号12月号に、新所沢地区の旧地名が紹介されている。これを見ると甲中道から、乙中道、丙中道、丁中道まであるらしい。しかも甲乙と丙丁の間は他区域で分断されている。ちなみに前回紹介した甲/乙/丙桃木窪にもさらに丁桃木窪があるようだ。また北砂という地名に至っては甲乙丙丁戊まである。

そのほかにもおなじみ川越道西を始めとする「道名+方角」地名や「兀」地名などもあり、まさに「珍地名の宝石箱や〜」である。今回「甲乙丙・・・」地名の実物をゲットできたので、次はいよいよ「兀」地名の番か!?