新座市大字大和田字大正


発見日:‎2016‎年12月4日
発見場所:新座市新座二丁目付近

新座市の中心エリアといったらどこになるだろうか。

商業的に栄えているのは、東武東上線志木駅周辺の東北二丁目あたりであろう。志木駅志木市ではなく新座市にあるというのは東武東上線沿線住民の鉄板ネタである。もっとも新座市は控え目なので「ここは新座市です」などといった看板を置いたりはしないが。

行政的・文化的な中心は、市役所や平林寺がある野火止一丁目あたりだろうか。近くに川越街道が通っており、ファミレスや家電量販店などロードサイド型の商業施設が集まっている。しかし、少し離れるとすぐに周りは畑や工場だらけになる。JR武蔵野線新座駅は野火止五丁目にあるが、一丁目からは結構離れており、駅前はそれほど栄えてはいない。

一方、歴史的な中心地はどこかといったら、旧大字大和田エリアを推したい。新座市の前身は大和田町で、(旧)大和田町・野火止村・北野村・菅沢村・西堀村が合併してできたものである。これに片山村が加わって新座町となった。したがって、大字大和田は新座市の中でも由緒ある地域なのである。

大字大和田は1975年(昭和50年)に住居表示が実施され、大和田(一〜五丁目)、新座、中野となった。大和田一〜五丁目はどちらかというと農村部であるが、新座一〜三丁目は新座団地があるほか住宅が密集しており、まさに新座市の中心エリアといえる。

小字名の大正であるが、新座小学校と統合して閉校になった大正小学校のmixiコミュニティによると、大正時代についた字名だそうである。