上尾市富士見町一丁目


発見日:‎2017年12月19日
発見場所:上尾市富士見一丁目付近

今回のブツは微妙である。現町名の富士見に「町」が付いているのと、「富士見町1−」の後ろに地番が書かれているという点で、住居表示実施前のものと考えられなくもない。しかし、愛宕町ほかは丁目に分かれていなかったのに対し、こちらは丁目の記載がある。おそらくは現町名を誤記しただけと思われるが、情報提供ということで一応紹介する。

現町名の富士見は1966年(昭和41年)に住居表示実施により大字谷津、柏座、西宮下の各一部から成立した。上尾富士見団地をはじめとする住宅地の造成に合わせて付けられた町名と思われる。

ちなみに上の大字のうち谷津と柏座は上尾町成立時からの大字である。上尾宿・上尾村・上尾下村・柏座村・谷津村・春日谷津村が合併して上尾町となった。柏座と谷津はそのまま現町名に引き継がれたが、春日谷津は春日となった。現在この区域は上尾地区と呼ばれている。