浦和市大字鹿手袋字前通


発見日:‎2016‎年10‎月‎18日
発見場所:さいたま市南区鹿手袋七丁目付近

鹿手袋と聞いてどのような光景を思い浮かべるだろうか。まっさきに思い浮かぶのは手袋をしている鹿の姿であろう。あるいは鹿手袋で画像検索すると、鹿柄の手袋の画像が出てきたりもする。

実際の鹿手袋は旧浦和市にあった大字であり、現町名にもその名前が引き継がれている。しかし、なぜこのような名前が付いたのだろうか。

その答えはここにばっちり書いてある。要するにもとは尻手袋(しってぶくろ)だったのが鹿手袋と書かれるようになったのである。鹿・手袋かと思ったら鹿手・袋だった!

鹿手袋は長い間その由来どおり「しってぶくろ」と呼ばれていたが、1990年(平成2年)に住居表示が実施され、大字鹿手袋が鹿手袋一〜七丁目となった際に、正式な読みが「しかてぶくろ」に変更された。かくして、鹿の手袋を思わせる地名が完成したのである。