発見日:2016年8月20日
発見場所:志木市幸町四丁目付近
志木館シリーズも今回で三回目である(一回目、二回目)。今回は「字館」の表記があり、館が小字であることを示している。
ところで、以前館村の由来を豪族の居館にちなむと書いたが、地名研究の先駆者柳田國男の「地名の研究」では、その説はきっぱり否定されている。本来「タチ」と読む館の字を「タテ」と読ませていることから、元は地形を表す言葉「タテ」に館の字を当てたのではないかというのである。
さすがの慧眼であるが、それだとあまりロマンがないので志木市民としては今後も居館由来を推していくことにする。