川口市大字安行領在家字井堀

発見日：‎2017年3月3日
発見場所：川口市在家町付近

安行領在家は川口市の北部、JR武蔵野線東浦和駅の南方に位置していた大字である。住居表示実施により一部は在家町、北園町、柳根町などとなったが、まだ大字区域も残っている。

大字安行領在家は元は在家村だったが、同じ北足立郡にもう一つ在家村があったため、領名を冠して安行領在家村とした。もう一方の在家村は植田谷領在家村となり、現在はさいたま市桜区大字在家となっている。なお、在家の意味は以前書いたとおりである。

今回発見した旧地名は、安行領在家ではなく在家と表記されている。これは結構よくあることで、安行領在家と同じ神根地区にある安行領根岸も単に根岸と表記されることが多い。もともと同名回避のためにつけられた領名なので、市や区で見分けがつくようになれば無用の長物である。